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なぜ英会話が上達しない?話せるようになるための4つのポイント

英会話が上達しない理由

インプットの時間が足りない

聞き取れない英語を話すことはできません。また、読めない英語を書くことはできません。

聞き取るためには英単語や英文法、リスニングのコツなどをインプットする必要があります。読むためには、英単語や英文法、読解のコツなどをインプットする必要があります。英会話の学習の大前提はインプットにある、という現実を軽視してはいけません。

インプットは地味で非常に大変な勉強なので、多くの英語学習者からは「英語は暗記ではない」という論調が注目されがちですが、正しく言えば「英語は暗記『だけ』ではない」ということ。材料やレシピを覚えずしてカレーライスを作ることはできないことと同様、英語のインプットなくして英会話ができるようになる理屈はありません。

アウトプットの時間が足りない

一方で、いくらたくさんの知識をインプットしたとしても、インプットした知識を使う練習、つまりアウトプットの練習も行わなければ、いつまでの中途半端な英会話しかできないことでしょう。 インプットした知識を、どのようなシーンでどのように活用し、イレギュラーな会話に対してどのように応用させるのか、という技術がなければ英会話はできるようになりませんが、これらの技術はアウトプットの練習から習得できるものです。 インプットと同じくらいの学習量が必要というわけではありませんが、せっかく頭に入れた知識を正しくスムーズに使いこなせるよう、アウトプットの練習も欠かしてはいけません。

勉強の目的がない

英会話は、一朝一夕の勉強で身につくものではありません。数ヶ月、数年という継続的な勉強を通じ、ようやく一通りの英会話ができるようになります。 そのため、英会話を身につけるためには、数ヶ月、数年にわたる勉強をコンスタントに続けられるモチベーションを維持することが大事。「外国人と英語で話せたらカッコいい」「いつか役に立つかもしれないから、とりあえずTOEICのスコアを上げておきたい」などの曖昧な目的で英会話の勉強を始めても、数ヶ月、数年にわたるモチベーションを維持し続けることはできないでしょう。 可能な限り短期間で英会話を身につけるためには、明確な目的を持つことが重要です。「6月の人事異動で海外勤務を勝ち取る」「次回のTOEICでスコアを150点上げる」など、期限付きで具体的な目標を設定することで一定のモチベーションを維持し続けられるようになります。

英語を間違えるのが恥ずかしい

特に英会話を始めて間もない人の中には、「間違ったら恥ずかしい」「人前で英語を話すのが恥ずかしい」と感じている人が少なくありません。 アメリカ人の女性人類学者ルース・ベネディクトは、その日本人論『菊と刀』の中で、日本人は「恥ずかしいか恥ずかしくないか」という基準で多くの意思決定をしている(恥の文化)、と分析しています。外国語の習得においても、多くの日本人は、どうしても「恥ずかしい」という感覚が前面に出てしまうようです。 しかしながら、最初から間違わずに英会話を話せる人はいません。また、そのような人は英会話を学ぶ必要もありません。講師がネイティブであろうが周りの生徒の英語が流暢であろうが、自分は堂々と間違えながら少しずつ英会話を上達させていく、という強い気持ちを持ちましょう。

まとめ

英会話の学習期間は同じ程度にもかかわらず、自分よりも英会話の上達が早い人もいるでしょう。そのような人を見ると、「自分には英会話の才能がないのかな…」と、少しモチベーションが下がってしまうかもしれません。

英会話が上達しないことにお悩みの方は、こちらでご紹介した4つの理由のうち、どれかに該当していませんか?1つでも該当していれば、なかなか英会話は上達しないかもしれません。 改めて自分の状況を確認し、上達しない理由を一つ一つ克服していきながら英会話上達を目指してみてください。